あなたが初めて会う人がいたとします。
その人がどんな人たちと繋がっているかがわかりますか?
私たちは自分が知っている人たちの名前の一覧を自分の顔に書いて歩いているわけではありませんから、目の前の人がどんな人と繋がっているなど通常は分かりません。
あなたがとても親しくしている友人のひとりの顔を思い浮かべてみてください。もしその人が、有名人や世の中に影響力のある人と知り合いであることを、あなたに明かしたらあなたは驚くでしょう。
目の前の人が、あなた自身やあなたのビジネスを助けたり、あなたの人生に大きな影響を与えることができる人脈を持っていないだろう、などとあなどってはいけません。
あなたの周りのひとたちの人脈の幅や深さを決して過小評価しないでください。
都内のとあるBNIチャプターのミーティングに某外資系のプライベートバンカーが初めてビジターとして参加したときの話しです。プライベート・バンキングというのはご存知の通り、最低3億から5億円の金融資産を保有する富裕層をターゲットにしている仕事です。
ひと通り名刺交換を終えて、自己紹介の時間になると、彼はこう言いました。
「どうも場違いなところに来てしまったようで・・・ というのも私どもでは少なくとも5億円以上の金融資産をお持ちで、そのうち最低2億円は私どもにお預けいただいておりますので。」
それだけ言って彼は席に着いてしまいました。
おそらく彼は、その場にいた人たちの服装や身なり、名刺に書かれた会社名を見て、それほどの金融資産を持っている人たちでは無い、と判断したのでしょう。
実際に、彼の判断は正しかったのかもしれません。でも彼がここで大きな過ちをひとつ犯していることにお気づきでしょうか。それは彼の目の前にいた人たちが繋がっている人たちの存在です。
実は、彼が名刺交換をしながらも失礼な発言を浴びせてしまった人たちの中には、10億円以上の金融資産を保有している人に結婚式の仲人をしてもらった人や、保有していた不動産の売却益5億円の現金を手にしてその運用に困っている人を知っている人がいたのです。
当然の事ながら、ミーティングに参加していた人たちの中で、そのプライベート・バンカーの事はもちろん、彼の勤めていた外資系の金融機関のことを良く言う人はひとりもいないでしょう。
裕福な人と知り合うために他の富裕層の人を知っている必要ありませんし、大企業の役員を紹介してもらうために他の大企業の役員と知り合いである必要はありません。
同様に、IPOを目指すベンチャー企業を紹介してもらうために、他のベンチャー企業の社長は必ずしも必要ありませんし、大手企業の人事部長を紹介してもらうために、大手企業の社員はもちろん役員や社長も必要ないのです。
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